公的融資と民間ローン

住宅ローンには公的融資民間ローンがあり、各機関共々、色々な商品を取り揃え競い合っています。あなたの状況に合った融資を受けることを第一に考えてください。一般的に有利といわれるのは金利が安いローンですが、各機関が出している商品をそれぞれしっかりリサーチして、低い金利だけに目を奪われることなく、これからのあなたのライフプランに最もマッチした商品を選びましょう。

公的融資

公的融資には、以下の選択肢があります。

住宅金融公庫融資
固定金利が他と比べて比較的低い。返済期間も35年と長くできるもっともポピュラーな住宅ローン。収入など一定の条件をクリアすれば誰でも借りられる。2007年4月から住宅金融支援機構として生まれ変わる。同機構からの直接融資の規模を年度ごとに縮小させ、民間金融機関の住宅融資を支援する証券化支援業務を中心に行うこととなる。

財形住宅融資
一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上続け、申込日前2年以内に財形貯蓄の預け入れを行い、かつ、申込日における残高が50万円以上ある人を対象とする。3種類ある財形貯蓄のうち財形住宅貯蓄は、その貯蓄した資金を住宅建築や購入にあてれば、利子に対して課税されない特典がある。5年毎に見直しを行う変動金利タイプ。

自治体融資
自治体が資金そのものを融資する場合と、指定の金融機関の住宅ローンの斡旋、利息の補給などがある。公庫融資が利用できない場合に便利。

都市機構の割賦制度
都市再生機構(独立行政法人)の分譲する住宅を購入する際に利用できる。頭金以外は全て分割で支払うことができる。保証人や保証料も不要。

民間ローン

民間ローンには以下のような選択肢があります。

銀行ローン
短期プライムレートに連動した“変動金利タイプ”、一定の期間だけ金利を固定できる“固定金利選択タイプ”など、商品のバリエーションが多い。キャンペーン金利等を利用して、他行との差別化を行うところもある。公的融資に比べ融資に対する条件が少なく借りやすいというメリットがある。

生命保険会社のローン
保険料収入を財源とするローン。不動産会社と提携して入る場合が多く、以前からより長期固定金利型、融資割合(LTV)90%などという商品を出している。窓口が少ない。

ノンバンクローン
信販・クレジット会社の住宅ローン。比較的金利は銀行や生保ローンより高いが、銀行より更に条件が少なく借りやすい。融資割合が90%から100%と、比較的高い。

親族・知人からの融資(借金?)

情やしがらみ等、面倒くさい要素も考えられますが、その人間/血縁関係又は交渉次第で、金利は極力低く抑えることができ(ない場合もある)、返済期間、毎月の返済(毎月でなくても良い)も自由に設定できます。踏み倒すことさえ考えられますが.... あなたの良心と十分に吟味することをお勧めします。

−Topics−

抵当権について
借り手のあなたは、ローン契約に基づいて、貸し手の金融機関に長期にわたって、元金と金利を返済します。あなたがローンの返済ができなくなった場合に備えて、貸し手は不動産物件に第一順位の抵当権を設定します。

銀行か?ノンバンクか?
住宅ローンの借入先は、銀行のほうが有利なのでしょうか?それともノンバンクのほうが有利なのでしょうか?難しい問題ですが、これもやはり“借り手であるあなたのニーズに最も合った住宅ローンを提供してくれる金融機関を選ぶ”というのが基本です。

銀行とノンバンクの違い
銀行は、住宅ローン融資に対して厳格な審査基準を持っています。個人に対しての融資条件は特に厳しく、借り手の状況によっては融資が受けられない場合があります。ノンバンクの場合は、審査基準が比較的緩やかという傾向があります。勤続年数や就業形態等の基準のほかに、日本に国籍のない方や独身女性に対する基準も様々で、銀行から融資を受けるのが難しいと思われる方でも、『夢のマイホーム』を手に入れる可能性が出てきます。

住宅金融公庫がなくなる!
もっともポピュラーな住宅ローン“住宅金融公庫”は、今年(2006年、平成18年)で廃止され、 “住宅金融支援機構”(独立行政法人)へと生まれ変わります。これに伴い、既存利用者などの例外を除き、公庫融資は原則廃止となる予定です。ですから公庫融資が利用できるのは、2006年度まで(2007年3月まで)となります。その後同機構では、民間金融機関の住宅融資を支援する証券化支援業務を中心に行うわけですが、その流れを受けて、すでに“フラット35”という住宅金融公庫と民間金融機関が提携した商品が出回っています。これは、民間金融機関が貸し出したローン債権を住宅金融公庫(住宅金融支援機構)が買い取り、その後その債権を証券化して(MSB 住宅ローン担保証券)投資家に売却する仕組みとなっています。特徴として、金利が返済終了まで固定される、保証料や繰上返済手数料が無料、比較的低金利等が挙げられます。

住宅ローンも、今やインターネット時代
住宅ローンの世界も、今やインターネットを利用したサービスが整備されつつあります。住宅ローンは、比較的大きなお金のやり取りが伴いますので、フェイス・トゥ・フェイスが基本、という考え方が浸透しています。しかし、そのような概念もインターネットの普及と共に、古臭く感じる時代がもうそこまで来ています。もう各金融機関に行って、整理券を取って順番を待ち、色々な書類を記入して、そして仮審査… なんてことはしなくてもコンピュータの前に座って、インターネットを利用すればある程度のことはできてしまいます。ましてや会社を半休して….なんてことは、もう考える必要はありません。 インターネット住宅ローンは、借入れを行った後の返済期でも、その威力を十分に発揮します。繰上返済を例として挙げるならば、家計に余裕がある月に、コンピュータの電源を入れ、インターネットに接続し、融資を受けている金融機関のウェブ・サイトにアクセスし、繰上返済できる金額を入力すればOK!ということも十分あり得ます。手間を省いて、積極的に住宅ローンと向き合うための環境は、日々整いつつあるのです。